HOME 診察・治療の流れ 診察・治療の流れ 治療の流れ インプラント治療の流れ インプラント治療は、①診査診断、②骨の造成、③治癒期間、④一次手術、⑤治癒(ちゆ)期間1、⑥2次手術、⑦治癒(ちゆ)期間2、⑧補綴物(ほてつぶつ)装着、⑨メンテナンスから成り立っています。 事前診断 口腔内診査、X線パノラマ写真、X線CT、模型検査、全身状態スクリーニングなどで通常、1~3回の来院を要します。インプラントの必要度、インプラントの適用部位、本数、方向、長さ、リスク、付加的手術の必要度、最終の歯のイメージングなどを行います。 一次手術 インプラントを埋めこむ口腔外科処置です。具体的には歯肉に局所麻酔をして歯肉を切開し歯槽骨を露出し、所定のサイズ・深さまでドリルで削り、インプラントを埋め込む処置です。1本あたり、20分以上は要します。 治療期間 1 歯槽骨に埋められたインプラントが周囲の骨細胞と生物学的に結合するのに要する時間です。一般に下顎で3ヶ月、上顎で半年です。この間は仮の入れ歯やブリッジを使っていただきます。現在この治癒期間を短縮できるとされる報告が増えていますが、もともとのインプラントの生物学的データは治癒期間を厳密に守って行われておりますので、安易にこの期間を短縮するのは好ましくないと考えております。 二次手術 1次手術の後、インプラントはまだ歯肉の下に隠されていますが、この2回目の手術で歯として頭だしをします。舌で触れる状態になります。具体的には、歯肉に局所麻酔をし、歯肉を切開し、インプラントを露出し、ネジ(部品)を効果します。この部品は歯肉の上に完全に顔を出していて、舌でも触れるし、鏡で見れば確認できる状態になっています。手術法によってはこの手術が不要な場合もあります。 治療期間 2 この2回目の治癒期間は短縮しても問題が起きることはほとんどないと考えていますが、一般には1ヶ月は待ちます。 補綴物装着 やっとブリッジやクラウンがインプラントにつけられます。ここまでくるとドライバー操作以外は普通の歯科治療と同様です。クラウンやブリッジを合わせて、咬合調整して装着します。 メンテナンス 問題が起きないか観察していくことが必要です。 以上すべてを治療期間とすることが厳密です。おおむね、上顎で7ヶ月、下顎で4ヶ月といえるでしょう。もっとも患者さんの歯槽骨の状態など条件により、期間は短くも長くもなりえるものです。